大学別・新卒就職とその後のキャリア

方法とデータ説明

用語の定義と適用範囲(何を含み、何を含まないか)は「定義と範囲」のページにまとめています。主な項目は次のとおりです。

使っているデータと時点

3つの値のラベル

ラベル意味
公表値大学・省庁・企業が公表した数字をそのまま使ったもの
推計値公表値を使ってモデルで計算したもの。必ず幅で示します
参考範囲求人ページなどの数字を集め、目安として示すもの

収入の推計モデル

  1. 賃金構造基本統計調査の大学卒・民営事業所のデータを使います[S0001]。
  2. 年齢階級(20〜24歳、25〜29歳、30〜34歳)の中央値(22歳、27歳、32歳)の間を直線で補間し、入社1年目・3年目・5年目をそれぞれ23歳・25歳・27歳として読み取ります。
  3. 年収は「所定内給与額×12+年間賞与その他特別給与額」です。
  4. 下限は企業規模100〜999人、上限は1,000人以上の値を使います。
  5. その学部・学科の業種別就職者割合で、業種ごとの賃金を加重平均します。業種の賃金がない場合は親業種(例:製造業の細分類→製造業)、それもなければ産業計を使います。
  6. 万円単位に丸め、下限・上限の幅で示します(推計)。

収入の3つの基準(basis)

収入の推計には、元になるデータの違いで3つの基準があります。サイトの収入欄に基準を表示しています。どれも推計で、幅(範囲)で示します。年齢は、一般の学部では上のモデルのとおりです。

基準内容該当する単位
公表業種(published_industry)大学が公表した業種別の就職者割合に、賃金統計の業種別賃金を当てはめる(上の6手順)[S0001][S0002]明治大学、日本大学の多くの学部・学科[S1001][S5002]
就職先からの推計(employer_proxy)業種別の公表がない場合に、人数つきの主な就職先の業種を人数で重み付けして業種構成を作り、同じ方法で計算する。企業の業種が分かる就職先が人数の50%以上を占めるときだけ使う芝浦工業大学の大学全体のみ(上位30社、大学院生を含む人数)[S2000]
職種別賃金(profession_wage)医師・歯科医師・薬剤師・獣医師の職種別賃金統計(令和6年賃金構造基本統計調査 第5表)[S6661]日本大学の医学部・歯学部・松戸歯学部・薬学部・獣医学科

職種別賃金は、6年制の課程なので卒業を24歳とし、1年目・3年目・5年目を25・27・29歳として、その年齢をはさむ2つの年齢階級の賃金で幅を作ります[S6661]。歯科医師は20〜24歳の値が統計にないため、歯学部・松戸歯学部の1年目は「データ不足」です[S6661]。この賃金は残業代を含む「きまって支給する現金給与額」を使うため、一般の推計より高めに出ます。就職先からの推計は、上位の大企業に偏り、学科別の推計はできません[S2500]。詳しくは就職先からの業種構成推計・資格職の年収をご覧ください。

就職率の3つの指標

大学が公表する就職率は分母が違うため、3つに分けて記録し、混ぜて比べません。

企業名だけの就職先と企業の職種・配属

専攻と仕事の対応度のルール

企業側の検証

抽出チェックの結果

明治大学(第1期):大学・企業・業種マトリクスなどの表から20%(551行)を抽出し、保存した原資料と照合して551件すべて一致しました。賃金統計の44行の抽出でも44件すべて一致しています。詳細は docs/superpowers/reviews/2026-10-phase1-spotcheck.md(GitHub リポジトリ内)に記録しています。

芝浦工業大学・日本大学と追加の企業データ(第2・3期):芝浦工業大学・日本大学の進路データ、就職先、企業データ、職種・配属データから20%(815行)を抽出し、5人の確認者が保存した原資料と照合しました。進路データ(469行)と就職先(199行)はすべて一致しました。企業データ・職種データ(147行)では8件の誤りが見つかり、修正しました。誤りの多かった表は全行を確認し直し、さらに5件を修正しています。詳細は docs/superpowers/reviews/2026-10-phase23-spotcheck.md に記録しています。

限界